シベリア俘虜記 一兵士の過酷なる抑留体験 穂苅甲子夫 光人社NF文庫

シベリア俘虜記    兵士の過酷なる抑留体験 (光人社NF文庫)

シベリア俘虜記 兵士の過酷なる抑留体験 (光人社NF文庫)

大東亜戦争(太平洋戦争)の停戦を満州方面で迎えた日本兵たちは、その後ソ連によってシベリアに抑留されることとなる。
そのシベリア抑留を経験にした兵士による記録。
筆者の経験をダイジェスト的に書かれているのだが、実際はもっと過酷なことが多かったのだろうと想像される。
10年以上前に他界した母方の祖父もまた、シベリアに抑留された日本兵の一人だったとは聞いていたのだが、詳しい話を聞くことなく、祖父は亡くなってしまった。
だが、たまに親から聞かされた断片的な話は、本書に通ずる内容もあれば、もっと過酷な当時の状況やシベリアという酷寒の環境についての内容だったことを記憶している。