アルスラーン戦記 第四章「厭世(えんせい)の軍師」

アルスラーンダリューンが向かったのは、ダリューンの友であり、かつてパルス国に仕えていたナルサスのもとであった。
ナルサスは過去に、その知略をもってパルス国を救った英雄であり、その知恵を借りようというのである。
アルスラーンに力を貸してほしいとのダリューンの願いを退けるナルサスであったが、アルスラーンの提案を聞き、アルスラーンの君主としての器を感じ取る。