全国大会準決勝の大将戦は、各校の大将たちによる特殊能力のぶつかり合いだった。穏乃は、その中で山の主としての存在感を発揮し、各校に本領を発揮させず自らのペースへと引きずり込んでいく。長い長い戦いの末、ついに阿知賀女子学院は全国大会決勝戦への…

ついに全国大会準決勝は大将戦を迎える。各チームの点差は僅差であり、それぞれのチームの持つ特殊スキルを駆使したバトルを繰り広げる。そんな中、唯一得点を得られずにいた高鴨穏乃だが、前半の最後の曲において、ついに穏乃のスキルが発揮される。

全国大会準決勝中堅戦にて、新子憧は白糸台の追撃を受けるも、千里山のエースに続く第2位の点数を稼いで終局となる。準決勝副将戦には、部長である鷺森灼が臨む。この全国大会に至るまでに様々な人から受けた支援を思い返しながら、恩師への恩返しのために準…

準決勝の次鋒戦が始まる。松実宥は、赤土晴絵より対・白糸台対策を伝授されており善戦する。中堅を務める新子憧も、同様に対策を伝授されていたが最終局にて白糸台がついに動き出す。

命を削るように三手先を読むことに成功した園城寺怜。三手先の未来に、怜は阿知賀の松実玄が取る意外な行動を見る。松実玄の差した手は、宮永照への三人がかりの反撃となる。

宮永照の独走に対して、千里山のエースである園城寺怜が待ったをかける。一手先ならず二手先を読むことで対抗した怜だが、その代償として怜は消耗しきってしまう。

前半戦、なんとか宮永照の連続和了を止めたものの、2位との差は歴然としていた。そしてさらに、後半戦に突入すると他の3校はただの一度も宮永照を止めることができずに進行する。

ついに準決勝が幕開け、先鋒戦が始まる。松実玄は、最強の称号を持つ宮永照を前に何もできずに勝負は進んでいく・・・。

準決勝までの残り僅かな時間でも、強くなりたいと願う阿知賀女子の面々。偶然出会った鶴賀学園の面々と風越のメンバーと麻雀を打つ機会に恵まれる。できる限りのことをした阿知賀女子は、準決勝へと挑む。

中堅戦の憧の活躍によって一時は2位に浮上したものの、1位の千里山との差はますます開いていく。副将戦の灼は巻き返しを図るものの、熾烈を極める2位争いの中、3位へと後退してしまう。準決勝へと勝ちぬけるか否かは、大将戦の穏乃に託される。

妹の玄の分を取り戻そうと次鋒戦に臨む宥。始めこそ打ち筋を読まれて苦戦するも、打ち筋を変えての健闘により、最下位ながらも他校との点差を詰めることに成功する。勝負は、中堅戦の新子憧に託される。

インターハイ第2回戦が始まり、先鋒として松実玄が臨む。しかし、守備力の低さを他の3校に狙われる形となり一人負けとなってしまう。気落ちする玄を慰める姉の宥は、妹の悔しさを胸に次鋒戦に挑む。

ついに全国大会の幕が上がり、阿知賀女子麻雀部も初戦を迎える。立ちあがりが不安定だった玄だったが、その後は持ち味の爆発力を発揮し、チームも見事に勝利を収める。

阿知賀女子学院麻雀部は圧倒的強さで県予選を突破し、全国大会へとコマを進める。全国大会の前に、各都道府県の猛者たちと麻雀にて勝負し、さらに腕を磨いていく部員たち。その部員たちの前に、今の原村和のチームメイトである宮永咲が立ちふさがる。

阿知賀女子学院麻雀部を復活させるためには、部員があと2人必要。そこで、アテがあるという玄についていくと、玄の姉である宥を部員に勧誘する。子供の頃に入るに入れなかった宥は入部を快諾する。そしてもう一人、子供の頃から大人を相手に麻雀をしていたと…

のどっちこと原村和がかつて小中学校時代を過ごした阿知賀でのエピソード。和が出会った高鴨穏乃、新子憧は、和が転校していった後はバラバラに進学していた。しかし、中学3年の夏、和が全国中学生麻雀大会に優勝しているのをテレビで見たことで、穏乃と憧は…