解説

ジャブローのゴップ提督は「ジャブローモグラ」と蔑まれるように、1年戦争には消極的な姿勢を見せる将官の一人でした。
しかし、裏を返せば熱心なハト派だったということもでき、
持ち前のコネクション、パイプの太さを通じて、和平交渉を繰り返していたと考えられます。
これに対して、レビル将軍はジオンとの戦いに非常に積極的なタカ派だった、と今日ではよく言われます。
12月時点での和平交渉がまとまらなかったからこその星一号作戦発動だったと私は捉えたいのですが、
仮に和平交渉がまとまったとしても、レビル将軍星一号作戦を強行したのではないか、そんな仮説もよく聞きます。
結局、レビル将軍は戦死してしまうことになるのでその当たりの真意はわからなくなってしまうわけですが、
仮に生き残って入れば、その後の軍の対宇宙政策が良い意味でも、悪い意味でも変わっていたのかもしれません。