マリア様がみてる チェリーブロッサム 今野緒雪 コバルト文庫

内容
 二条乃梨子は仏像の造形美に魅せられているにも関わらず、カトリック系のお嬢様学校、私立リリアン女学園に入学してしまった。
 藤堂志摩子は家が仏門であるにも関わらず、シスターになりたくて私立リリアン女学園に通っている。
 桜の季節。
 彼女らはまるで導かれるように出会う。
 リリアン女学園の新たな薔薇さま時代の幕が今、上がった。
感想
 えぇぇぇぇぇぇぇ!?ヒ、ヒロイン交代!?Σ(゜д゜ll)ガーン
 と思わせておいてやってくれる!
 なんというかこれまたホロリと来てしまったよ。
 今回の見所はなんといっても抱き合って涙する志摩子さんと乃梨子ちゃん。
 もうね、蝶サイコー!!(*´Д`)
 それは置いておくとしても、マリみてという作品は誰が主役(中心的な視点)となっても、
 その裏側の物語までしっかりと生きているのだからおもしろい。
 だからこそ、全く同じ場面でその場に居合わせた別の人物の視点から語られる物語、
 すなわちザッピングがうまくいくのだと思う。
 やっぱりマリみてをゲーム化するとしたら、ザッピングシステムは導入した方がいいよ、これ!