思うところあって

機動戦士ガンダム戦記オリジナルサウンドトラック」を聴いてみたりする。
機動戦士ガンダム戦記(ここではコミック、小説を除く)」という作品はこれまでのガンダム作品を音楽という面からがらっと変えた作品だと思う。
その下地はそれ以前の「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」や
機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で」にてある程度は出来上がっていたものの、
アニメ放送やOVAといった展開ではなくゲームというメディアで展開されたガンダム作品で初めて、
サウンドトラックとして音楽を一つに凝縮できたのは「機動戦士ガンダム戦記」なのである。
(もちろんガンダム戦記のみではなく、そのサウンドトラックの中には「コロニーの落ちた地で」と
ジオニックフロント」にて使用された音楽も入っていたけれども。)
ガンダム外伝」というジャンルは、EXAMシステムやジムだけで戦い抜いた小隊や、
今まで歴史に埋もれていたRX-78タイプのMSといった設定に目を奪われがちになるけれど、
実は、目に見えないところでは、音楽という分野にて凄まじい改革を起こしていたことに気付くだろう。
それを成し遂げた監督の徳島雅彦氏と音楽担当の有馬孝哲氏は賞賛に値すると思っている。
有馬氏は今年の3月発売予定の「機動戦士ガンダム 戦士たちの軌跡」においても音楽を担当しているとのことで、
今からどんな音楽で我々を魅了してくれるのか、非常に楽しみにしている。