クッキングパパ 第75巻 うえやまとち 講談社

私はクッキングパパがお気に入り作品の一つなのだが、それは料理マンガとしてではなく、人間ドラマを描いたコミックとして好きなのである。
料理だけに興味をもって本作を読むのであれば、気になる料理の登場する巻のみをそろえれば良いのだが、人間ドラマを追うとなると全て始めから通して読む他ない。
そんなわけで、大学入学と同時に始まった全巻購入計画。
途中で頓挫しつつも、最終的には75巻全て集めてしまったのである。
実際には20年近く経過していながら、作品内ではやや緩やかに時間が流れ、各々のキャラたちが成長していく。
本作を知ったのは、もう10年以上も前に放映されたアニメ版だったのだが、当時も今も、作品の持つ温かさは変わることなく続いている。
これはすごいことだ。