その後の状況

03/31
 羽田空港での待ち時間中に「マリア様がみてる チャオ ソレッラ!」を読了。
 が、このときマリみての最新刊を読み終えたことに満足してしまったせいか、飛行機代の領収書をもらい忘れるという大失態。
 あぁ、約2万円を自腹で払うことに。
 到着後、人事の方より諸注意等の連絡後、宿泊場所の連絡。てっきりホテルに宿泊と思いきや、寮に宿泊することに。
 必要品がある程度そろっているホテルと違い、必要なものは全て自分でそろえねばならないので、大いに困ることに。
 とりあえず、ティッシュとハンドタオル、シャンプー、石鹸がなかったりする。
 結局、寮の売店でタオルは買い、シャンプーはたまたま風呂場で出会った心優しき同僚から余っているシャンプーをいただいてしまった。
 旅は道連れ世は情け。ありがたや。
 自由な時間が20時〜22時しかなく、その後はすぐに消灯、就寝となるため、これまでのようにネットに接続できないことに。
 覚悟はしていたが、いざ現実のもとのとなるとやはりちょっときつい。更新もままならないので、ノートの方へ諸々の日記を書く。
 いつもよりも少々多めに書いているのは、それだけ書きたいという欲求があったということなんだろうと思う。
 色々と思い返しているうちに、涙が溢れそうになる。自分はこうした環境の変化にきわめて弱い人間なのだと思い知らされる。
 気分転換しようと席を立ち、ポケットに手を突っ込むと、そこから綿棒の束が出てきた。
 出発前に母親が必要になるだろうから、とそっと忍ばせておいてくれたものだった。
 その瞬間、これまでの涙をこらえていた壁が決壊した。
 部屋が仕切られているとはいえ、同僚がいる前で声をあげてなくわけにもいかず、必死で声を押し殺してむせび泣く。
 本当に自分は弱い人間だ。自分でも呆れるほどだ。
 けれど、これが自分の選んだ道だ。泣きながらでも、とにかく前へ突き進むしかない。
 学生時代という、まさに春の夜の夢のような時代は終わったのだから。