Raytuel 「いばらの森」 須加 星 宮廷社コスモス文庫(クロスロード)
内容
「クロスロード」さんのマリみて同人誌文庫。
「マリア様がみてる いばらの森」中に登場した「須加 星」の同名作品をなんと同人誌という形にて再現。
表紙はリバーシブルで、「CalmCradle」の原建人さんの描くセイとカホリのイラストか、
作品中にて表現されていたコスモス文庫を再現した表紙とを選べる。
自分とは最も性格の合わない人間。セイは初めて出会ったカホリにそのような印象を抱いた。
しかし、ある事件をきっかけにセイはカホリに惹かれていく。
確実に深まっていく二人の感情。だが、大人たちはそれを許さなかった。
セイとカホリは手を取り合い、見知らぬ土地を目指して旅立つが・・・。
感想
祐巳たんが涙したわけがわかったよ!(;´д⊂)
これを読んで、自分が抱いていた「いばらの森」への解釈がちょっと、いやかなりずれていたことに気がついた。
元ネタがあるとは言え、ほぼゼロから作り上げたその腕前はすごいとしか言いようがない。
そして細部にいたるまでの徹底的なこだわり。
帯までついてきて、その帯にはコスモス文庫の新刊案内として「菫川ねねね」や「西園はるひ」なんて遊びまであったり。
作品で楽しませて、こうした遊びでも楽しませる。
マリみての同人誌の中ではかなり贅沢な作品で、見る人をしっかりと楽しませてくれる。
いやはや、堪能いたしました。(*´Д`)