機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY 第1巻 ときた洸一/シナリオ:千葉智宏(スタジオオルフェ) 角川書店

機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」の続編。前作の主人公ロウ・ギュールは相変わらず重要なポジションに位置するが、「機動戦士ガンダムSEED」本編とも深く関わる「メンデルコロニー」、「核エンジン」絡みの二人のキーパーソン参入。「キラ・ヤマトを知っているか?」というセリフは「機動武闘伝Gガンダム」のドモン・カッシュを思い浮かべてしまう。連載時、1話1話目にしていたときはさほど目に止まらなかったが、まとめて目にするとなるほど一見の価値はあるやもしれない。これまでは複数の作品にまたがってストーリーが進行していたので、非常に煩雑だったのだが、今回のロウ・ギュールに関してはこれを読めば一通り把握できる模様。うーん?と首を捻る箇所があることは否定できないものの、SEED本編以上に期待している作品ではあるので、今後により期待。