マリア様がみてる いとしき歳月(後編) 今野緒雪 コバルト文庫

マリみての再読は全て志摩子さんの一挙手一挙動を確認するためにしているといっても過言ではない。
 そして本作もまた「片手だけつないで」があり、「あ・り・が・と・う」の志摩子さんもあるために、
 志摩子さんの独壇場だ!薔薇様方といえど、志摩子さんの前では霞んで見え・・・、正直薔薇様方にすまんかった。
 初めて読んだときもそうだったけれど、今回も「送辞と答辞」でやられまくり。
 ラストの「夢の終わりが、近づいている。」で涙腺崩壊。
 あああああああああああああああああああああああああああ、もうダメだもうダメだもうダメだもうダメだもうダメだもうダメだもうダメだ。
 なんというか、今年のゴールデンウィーク最後の日の気分とだぶってしまってますます涙ですよ。
卒業式だけでももう涙なのに、「片手だけつないで」のダブルパンチなのだからもうたまらない。
 あら、そういえば卒業式当日の志摩子さんの心の動きって、敢えて書かなかったんだろうか。
 それとも、吹っ切ってしまっていたんだろうか。
 そのあたりは「チェリーブロッサム」で、ということだったろうか。
 ともあれ、体操服姿でじーっと見つめる志摩子さん最高!(えー