GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 02 「蒼い宇宙の彼方に」 漫画:夏元雅人 シナリオ:スタジオオルフェ(千葉智宏・中村浩二郎)

情報通り、RGM-89 ジェガンに搭乗したユウ・カジマ大佐キタ━━━━━━┌(_Д_┌ )┐━━━━━━ !!!!!
本作はガンダムエース9月号に掲載された一作品に過ぎないんだけれども、私にとってはあまりにも重要な意味を持つ作品なのであります。
本作の元となった「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」は発売後、あまりにもマイナー過ぎてガノタの中でも異端中の異端児だったのです。
そこで、一人でも多くの人にこの作品の存在を知って欲しいとの願いを込めて、拙サイト「蒼い風の眠る場所」を立ち上げることになるわけです。
サイト名の由来はここにありまして、
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」が知る人ぞ知る作品として埋もれてしまうかもしれないその状況を、眠っていると表現するならば、
いつの日にか目覚め、一陣の蒼い風旋風が巻き起こる日が来るのかもしれない。
その日のために、私はその場所で、草の根運動を続けよう。
こうした願いを込めて始めたサイト運営も、もうじき3年となります。
この間、ブルーを取り巻く環境はありがたいことにどんどん向上していきました。
昨年の「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙編」に収録されたり、今回のように別媒体を通して描かれたり・・・。
一ファンとして、こんなにうれしいことはありません。
冗談抜きで、志摩子さんに匹敵するほどに敬意を払っているユウ・カジマに、
(期間だけならばもう7年になるので、どのキャラよりも圧倒的に長い)
こうして再び巡り会えたこの喜びを、一体なんと表現してよいのか。
ただひたすら、関係する方々へ感謝を捧げるのみです。
ああ、これは蒼い風の目覚めだ・・・。
作品内容に関しては、ユウ・カジマ大佐がジェガンに乗り、ネオ・ジオンギラ・ドーガと戦ったというそれだけで感涙ものですが、
大佐という階級ながらMS部隊の隊長として宇宙世紀0093年当時、装備優良部隊にしか配備されていなかったジェガン隊を率いて、
(このことから、ユウ・カジマの部隊or艦隊がよほど厚遇されていたことがわかる)
さらにはご丁寧に爆発するシールドの影からビームサーベルで一刀両断!
(これが許されるのは各ガンダムの主役クラスのキャラだけです。
 例:機動戦士ZガンダムのOPに登場するカミーユ・ビダンガンダムMK-II
 機動戦士ガンダムSEED 第49話の第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦時、
 デュエルに搭乗し爆発する影から追加装甲をパージしてフォビドゥンをツインビームサーベルで串刺しにしたイザーク・ジュール。等)
そして設定通りに撤退命令に違反してアクシズに取り付くユウ・カジマのジェガンと敵であったはずのギラ・ドーガ!!
ぐはー!ぐはー!!「逆襲のシャア」のクライマックスの再現でございますよ!!
唯一不満があるとすれば、ここで吹き飛ばされるギラ・ドーガの腕を掴むシーンがなかったことですが、
ページ数等の関係を考えれば致し方ないでしょう。
本作のシナリオには、今や有名となったスタジオオルフェが手がけています。
原作ゲームのシナリオもスタジオオルフェ千葉智宏氏が手がけておりました。
ガンダムSEED ASTRAYガンダムSEED X ASTRAYガンダムSEED-MSV等で忙しいのか、
本作のシナリオは同じくスタジオオルフェの中村浩二郎氏が務めておりますが、ガンダム関係での実績もありますので、
本作の位置付けとしては(ブルーという作品に関して言えば)オフィシャル、準オフィシャルあたりの位置付けになるのでしょう。
全ての人に勧められる、というわけではありません。
が、不覚にもガンダムエース9月号を買っちゃった人、どうか見てやってください。

「いつまで――いつまで人はこんな戦争を続けるつもりなんだ――……」

とか

「そうだよ――そうなんだ――…!!誰にだってわかってることじゃないか!!
 こんなところで――……地球に育む 生命の歴史を終わらせちゃいけないってことぐらい――…!!」

なんてかっこいいこと言ってくれてますけど、原作ゲームが出た当時、一言もセリフがなかったんですよ、彼には。(本当です)
それがね・・・ここまで、ここまで立派な姿に成長して帰ってきたんですよ。
もうね、ほんとね、涙が止まらないってのはこういうことを言うんだなと。
ついでに、原作はニュータイプの戦いを描かずしてニュータイプの概論を展開するという、ちょっとばかし特殊な仕様になってます。
ガンダム好きで、ニュータイプという概念に興味のある方は、
ぜひ皆川ゆか先生の小説版「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」をご一読されることを勧めます。
・・・あぁ、もしかしたらはてなで日記をつけて最も長い文章かも。