それが任務だ

かつて、喘息用の医薬品としてプロカテロールが50%のシェアを占めていた時代があった。
しかし、ここ10年はツロブテロール、サルメテロールに押され、かつての黄金時代のシェアの半分にまで減少してしまっている。
押されているからといって、プロカテロールが決して悪い薬剤というわけではない。
問題は、どのようなときに使っていただくのが一番よいか、効果的にプロモーションすることなのである。
そこで、最初に与えられる任務は、プロカテロールのシェア奪還である。
呼吸器の喘息というのは、必ずしも大病院に患者様が集中しない。
喘息とは、それほどまでに日常的な疾病となっているのだ。
ゆえに、士官学校を卒業したばかりの新兵でも、開業医へプロモーションすることで、経験を積んでいけるということだ。