ぽぇM。(眠杜文庫。) 「プーの一族」 第5巻 飴とガラスと低温火傷。 小山たまき

ぽぇM。さんの「プーの一族」シリーズ第5弾。
今回のあとがきにもにじみ出ているが、今回は消化不良の感が非常に強い。
描くべき根幹が、さわりだけ示されて何も完結しないままに幕が下ろされてしまった印象。
今月は生活費がやばいとバイトに精を出す真依の前に現れたのは、真依と同じように両親の不和の境遇にあった砂樹であった。
砂樹の真意が不明瞭ながら、真依にまとわりつくのがおもしろくないモモ。
そんな状況で、真依は1週間、逃走癖のある作家を泊り込みで監視してくれたら10万円というバイトのために不在にしてしまう。
1週間という長い時間、真依と離れ離れになったことないモモだが、不安を隠したまま真依を送り出すことにする。しかし・・・。