ジョー・マクモニーグル 未来を透視する ジョー・マクモニーグル著 中島理彦訳 ソフトバンククリエイティブ

ジョー・マクモニーグル未来を透視する

ジョー・マクモニーグル未来を透視する

日本テレビの超能力捜査官の特集をよく見るのだが、その中のジョー・マクモニーグルの未来を透視したという本があるというので手にとってみた。
透視を行ったのは1998年で、今回は日本に関する部分を新たに透視しなおして改訂されたものとのこと。
ゆえに、アメリカ、世界に関連する情報は既に起こったことだったり起こらなかったりする事象が書かれているわけなんだが、
未来というのは流動的であるというのは感覚的にわかるので、こういった書物が当たらないことがままあるのもわかっているつもり。
しかし、細かいディテールこそ違っているとはいえ、アウトラインでは2001年9月11日の同時多発テロとか、2003年のイラク戦争を見通しているのには舌を巻く。
もっとも、それが起こることを見通してはいるんだが、その内容はかなり実際の出来事とは違っているようで。
特に、イラク戦争の内容はだいぶ違っているのだが、彼の見通しのとおりに世界が進んでいたら、それはもっと悲惨な状況だったように思う。
気になる箇所には印をつけたので、将来本書を再び開くときが楽しみだ。
が、遺伝子調整の項目で非常に気になることを書いていて、それこそ「機動戦士ガンダムSEED」や「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のコーディネイターのようなことが書かれているのだが、
アニメのように遺伝子調整は必ずしもうまくいかないようで、コーディネイターを生み出す過程で、何か悪夢のようなものを生み出す可能性があるようだが・・・。