もし、日本が中国に勝っていたら 趙無眠 訳:富坂聰 文春新書

もし、日本が中国に勝っていたら (文春新書)

もし、日本が中国に勝っていたら (文春新書)

タイトルだけ見れば、「提督の決断」とか「大戦略」あるいはSF好きな、ちょっと右傾向のある日本人が書いた本、
なんて印象を受けかねないタイトルなんだが、これを中国人が書いたということにまず驚かされる。
中国の中にも冷静に歴史を分析・検証し、現状に対して声高に訴える動きが見えるようになってきたという事実であろう。
これが中国全体の主流となっていくならば、本当の意味で中国は様々な分野における手ごわい競争相手となることが今から想像するに難くない。