英國戀物語エマ 第二幕 第十一章「光陰」

ウィリアム、エレノアはそれぞれの道を歩き始めた。少しずつ元の明るさを取り戻しつつあるエレノアに対して、ウィリアムは困難が続く。
ジョーンズ家が手がけている南米の鉄道事業の資本金を、現地の取りまとめていた英国人が持ち逃げしたという。
このままでは鉄道事業からの撤退はおろか、ジョーンズ家そのものの危機。
400万ポンドの資本金を集めれば、事業としての存続を認めるとの現地政府からの通達に、ツテを頼りに走り回るウィリアム。
キャンベラ伯爵の妨害もあり、ジョーンズ家は窮地に追い込まれていく中、エマへのプロポーズの返事の日が刻一刻と迫る。