魔法少女リリカルなのはStrikerS 第15話「Sisters & Daughters」

魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.5 [DVD]

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まずは今回のタイトルから。
これはギンガ・ナカジマスバル・ナカジマのナカジマ姉妹と、あるいは彼らの母親の事件に絡むという意味ではナカジマの娘たちという見方ができる一方で、
スカリエッティの生み出したナンバーズもまた姉妹、スカリエッティにとっての娘たちということで、この2種類の意味があると考えられる。
この意味合いと、これまでの幾つかの伏線(スカリエッティがF計画の名をつぶやいた際の映像に映っていたスバル。ナカジマ母が戦闘機人との関わりで命を落としている点)、
スバルとギンガの中の人が敢えてナンバーズも兼任していること、今回のリインフォースIIのメンテナンスを思わせる検診。
これらを総合すると、どうもナカジマ母はナンバーズの誕生にも関わってるんじゃないかという推測がビシバシと。
その場合、ナカジマ母がスカリエッティ等のもとを脱出してギンガとスバルを出産したか、
あるいはナカジマ母が任務で潜入し、ギンガとスバルの姉妹を救出したかという二つのシナリオが考えられるが、はてさてどうなることか。
前者だった場合、ナカジマ母を救出したのはゲンヤで、それで年の差結婚→出産というのは確かに王道ではある。
というか、こういうのをリリカルなのはメモとか考察の方に書くべきかなとか思った。うむ。
感想の方はというと、模擬戦の決着前にフェイトが何かに気付くんだけど、あれは単純にギンガとスバルの決着がつくことへの気付きなのか、
それとも他の誰も気付いてないギンガとスバルの事実に、フェイトだけが気付いたという描写なのか、その判別ができなくて困る。
恐らく、単純に前者なんだと思うのだが、「魔法少女リリカルなのはA’s」のときのように伏線張ってないように見せて実は、ええええええ!!な所にあったりするから注意。
隊長・副隊長4人との模擬戦と聞いて目を丸くするギン姉モエス。
通常だったらここかなり高得点な萌えポイントなんだが、今回は萌え所大杉。
一人で顔を洗うヴィヴィオ。タオルが落ちちゃってあれれ?なヴィヴィオ。そしてそれを咥えて渡すザフィーラ。
このザッフィー、狙ってるね。犬形態の方が可愛さを前面に出せることを計算してるね。
幼女とでっかいワンワンの妙というものをわかってるね!さすがザッフィー。
リリカルまじかる全力全開育児編がたまらん。
ヴィヴィオが転んだときの対応が、「なのはママは自分で立たせる」、「フェイトママはすぐ駆けつける」の正反対で、もう萌えころされた。
ヴィヴィオの前ではお互いになのはママ、フェイトママと呼び合ってる点もポイント高し。
もうこれ以上はないだろうと思ってたら、ピーマン残すヴィヴィオキタキタキタキタ!
同じく人参残そうとしたキャロが慌てて食べるところなんてもう!
一通り萌え転がったところで本日の最後はレジアス・ゲイズ中将の件で。
こちらさんの考察(「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の体制・軍事面でピカ一だと思う)を見てたら、
「レジアス・ゲイツは女尊男卑かつ魔導師優遇の時空管理局を変革させようとしている一般局員という評価もできる」という趣旨の内容に、思わず目から鱗
部分的(具体的には「女尊男卑」の部分)には賛同しかねるが、概ねは同意だっただけに興味深く読んだ次第。
女尊男卑と断じるには、昔の日本の男型社会の女性管理職がほとんどいなかった時代のように、時空管理局のキャリアに一人も男がいないということだったら理解がいくが、
ギル・グレアム、クロノ・ハラオウン、レジアス・ゲイズ、ゲンヤ・ナカジマ等の存在を考えると一概には言えないと判断する。
時空管理局は魔法力の有無によるキャリアの差は明白だが、魔法力の有無を別にすれば男女の性差による起用の判断材料は今のところなく、
むしろ理想型に近い対等関係なのではないかと。
仮定の話になるが、レジアス・ゲイズが急進派ではなく穏健派として、魔法力を持たない局員の立場の均等化・対等化を目指す人物だったら、
時空管理局はさらなる理想的な職場として安定化していったのではないかと思われるが、まあそれは別のお話ということで。
次回はいよいよ事件勃発の予感。
「深く静かに潜行せよ!」ということで、数の論理で各隊長とフォワードを分断・各個撃破というのが機動六課的には最悪のシナリオやね。