ひぐらしのなく頃に解 第05話 「厄醒し編 其の四 雛見沢大災害」

昭和58年当時、まだソフトバッグタイプの輸液(点滴)は開発されていなくて、ガラス瓶のタイプだったんだよね。
で、ガラスだと重いし割れるということでまずはプラスチックボトルが開発され、そして現在のソフトバッグタイプになったと。
このあたりの小物の検証はまぁ普通はやらんでしょう。京アニならやりかねないこだわりがあるけど。
このガラス瓶タイプは第二次世界大戦中のアメリカ軍を描いた映画なんかでもよく見かけます。
で、沙都子の急性心不全はおそらくカリウムの急速静注(静脈注射)によるものでしょうね。
カリウムは少量でも心臓に負荷を与えるので、あっさりと心臓停止します。
そのため、いわゆる医療過誤の中でも代表的なのがカリウムの誤投与(投与量や投与速度のミス)で、20mLアンプルを直接ワンショットでもしようものなら即死します。
現在はカリウムは危険という認識のもと、管理を厳密にしてますんで看護師等が勝手に持ち出せないように出納管理がしっかりしたものになってますが、
昭和58年当時のしかも田舎の病院なら、そのあたりの管理もしっかりされてなかったということなんでしょうね。