アニメがお仕事! 第7巻 石田敦子 少年画報社

アニメがお仕事! 7 (ヤングキングコミックス)

アニメがお仕事! 7 (ヤングキングコミックス)

アニオタならずとも、アニメファンで本作を読んでないのはモグリでしょと言われても仕方ない、アニメ業界を描いたマンガとして一級の作品。それがついに最終巻!
イチ乃、二太、そして元めもちのスタッフはそれぞれの道を迷いながらも探し出し、進んでいく。
13年経っても、立場は上に進んでも、それは変わらずにアニメを作り続ける。
一昔前の時代のアニメーター、恐らく石田先生自身が経験した時代から、そして現在の新人アニメーターを通した視点でイチ乃と二太を見ることで、
双方の時代の違いを見せてくれたりするんだけれども、アニメを作りたいという根本の気持ちは変わらないんだよということで。そうであってほしいな。
裏表紙の請求書が、今まさに自分も同じ方式なので噴いた。(アニメ屋ではないけれども)
いわゆる通常のサラリーマンとかアルバイトだと、まず使わない請求書。
「普通」であるとまず見えてこない部分だけに、これがいいのかどうかはとりあえず置いておくとしても、「普通」と違うことが無邪気に興味深くもおもしろい。