食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 山田真哉 光文社新書

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

前作の「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)」がおもしろかったので購入してみたのだが、
前作ほどのおもしろさがなかったのは残念。
会計的な話を、身近な具体例を挙げて説明するのがこの作者の手法なんだけれども、
本筋の会計的な話は非常にタメになるのでありがたいのだが、今回はそのために出された具体例がいまいちリンクしていない部分が多く、ちょっとわかりにくい。
前作はそのあたりがうまかったのだが、前作のヒットをうけて急かされて書いたために、ネタが熟考されてなかったのでは?という印象を受ける。
ネタというより、つなげ方、日本語の問題にも見えた。・・・しかし、この作者は元国語の先生だよね?(;´Д`)
前回のタイトルの疑問は、実際に作者に解説されるまではわからなくて、回答を示すまでの道程で大爆笑しながら、提示された回答になるほどと思ったのだが、
今回は「え?何当たり前のこと言ってるの?」という感じだった。
それは、自分が多少なりとも数字に「うまくなった」からこその考え方の変化なのかなとかなんとか。
株のところの解説はちょっといまいちだったので、そのあたりも印象を悪くした原因かなと自己分析。