機動戦士ガンダムUC 第1巻 福井晴敏 角川書店

確か発売日に購入していたはずなので、実に3ヶ月以上放置かましてたことに。
・・・まぁ、連載読んでるから改めて読む必要はそこまでないのだろうけれども、書き下ろしやら改訂部分があると聞いて読了。
が、第1巻はさほど重要な改訂はなかった模様。
連載時にも、校正なし、担当もチェックせずの誤字脱字が、単行本化にあたり修正された・・・くらい?
正直、UCは「ああ、福井晴敏的なおもしろさだなぁ」とは感じるが、「これぞガンダムのおもしろさだよなぁ」という感じ方はしない。
RGM-89S スターク・ジェガンが出たりするのは個人的にうれしいのは確かなんだけど、
リゼル、そしてギリギリ譲歩してデルタ・プラスを許すとしても、シナンジュとかクシャトリアとかどうよ、という気がしないでもない。
福井晴敏の書くビッグタイトルだからこそ、多少無茶な機体も強引に出してるけど、通常ならば一蹴されて当然な機体ばかりなんだわな。
逆にそれは、それぐらい大風呂敷を広げないと、宇宙世紀ガンダムでさえ、客を呼び込めないということを、自ら証言している行為に等しいわけで。
宇宙世紀も、良くも悪くも大量生産されすぎた結果だよなぁと思ったりする。
作品単独としては、楽しめるレベルを十分に超えているので、難しく考えずに読めばなんということはない。