秒速5センチメートル 新海誠 メディアファクトリー

小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)

小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)

映像作品を見てから1年以上経ったのと、小説版では映像になかったアレンジを加えられることが多いのが新海誠作品なので手を出してみる。
映像の方は、美術的なことはともかく、ストーリーでは「ほしのこえ」以降の3作品の中でも最も理解しがたく、共感できなかった作品だった。
小説版で共感できたかというとそうでもないのだが、映像よりも補足が多いので、うーんと思いながらもそういうものか、で片付けられるようになったレベル。
しかしそうなると、映像美のない小説と共感を得られない映像というどっちつかずの物語だったという印象が残ってしまう。