機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに ADVANCE OF Z 上下巻 今野敏 イラスト:齋藤卓也 メディアワークス
機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに 上巻 アドバンス・オブ・Z
- 作者: 今野敏,富野由悠季,矢立肇
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
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機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに 下巻 アドバンス・オブ・Z
- 作者: 今野敏,富野由悠季,矢立肇
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
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本企画の教訓は、月毎の連載企画の場合、二つの物語を隔月で展開する方式は読者には伝わりにくいということだ。
本書のように単行本としての企画であれば、異なる時系列の関連するエピソードが同時に進行するために、非常にわかりやすいのだが、
これを毎月、一エピソードごとに展開されると、一つ前のエピソードが2ヶ月前の話になってしまい、熱の継続が難しい。特に裁判編の場合。
最初から単行本ベースとしての企画だったのならば、もう少し違ったセールス展開もありえたのではないかと少々残念に思う。
以下、いくつかの誤字と設定関係のミスがあったので羅列。
上巻
下巻
- 99P:戦死の死に様→戦士の死に様(誤植)
- 200P:ジャミトフ・ハイマン准将→ジャミトフ・ハイマン大将(グリプス戦役時は大将。准将だったのは0083年のティターンズ創設時)
- 237P:証人も、質問の内容には留意しなさい→弁護人も、質問の内容には留意しなさい。(誤植)
角川書店と同じ系列だけあって、メディアワークス(現アスキー・メディアワークス)も校正が弱い、というか校正してるの?
エリアルドの出自に関しては、冒頭作者がうまく設定を消化しきれてなかったと思われる。
最終的には、宇宙出身の稀有なティターンズ隊員ということで落ち着いた。