新世紀エヴァンゲリオン 第13-16話

NEON GENESIS EVANGELION vol.04 [DVD]

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第13話「使徒、侵入」

電話をしながら上昇してくるゲンドウの図がなにやらおかしい。
エヴァは色々とおもしろいシチュエーションを提供してくれた作品だと思う。
物理的に侵入し、電子的に侵入し、そこからの加速的な流れが熱すぎる。
母としてのMAGIが守ったのではなく、女としてのMAGIが守ったところが意味深い伏線になるんだよね。

第14話「ゼーレ、魂の座」

総集編。アニメ本編では名称がわからなかった使徒の名称がわかる。
総集編とはいえ、いわゆる普通の映像を縮めただけの総集編とはだいぶ違う見せ方の演出。
後半からエヴァの特徴の一つとなった抽象表現が展開。
そして機体の交換実験と、箸休めにしては濃い内容。

第15話「嘘と沈黙」

加持の二つの面のうちの片方。
ぞうきんの絞り方がお母さんみたいだと言われて赤面する綾波がいいね。
ゲンドウと墓参りをするシンジ。
このときが、この二人の関係のピークだったのかもしれない。
これで今まで見てなかった分が完了。

第16話「死に至る病、そして」

順調に成長するシンジがつまずく最初の落とし穴。
そして同時に、シンジとアスカの溝が深まっていく最初の一歩。
浄化能力の落ちたLCLの色と、夕焼けの色がかぶる。
LCLを母胎内に見立てると、エヴァ使徒の内部から出てくるシーンは出産とも取れる。
初めて見たのがこのエピソードだったので、後半の心象風景が理解できずに相当混乱して、
エヴァという作品がわからなくなるきっかけと同時に、興味を持つきっかけでもあったわけだが。