聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)5 三浦勇雄 イラスト:屡那 MF文庫J

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 5 (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 5 (MF文庫J)

いつも通り、定番のセシリーのコスプレ表紙から紹介。
今回は大立ち回りを演じる作中の衣装で登場。
そのため、いつもと違った獲物を手にしたセシリーの姿に気づく。
だが、何より注目すべきはほとんど意味を為さない網に覆われた絶対領域
そうです。セシリーはおっぱいだけのコじゃないんです!こうして、脚でも勝負できるコなんです!!
三浦勇雄氏が魂の叫び声をあげている気がしてならない。
・・・あ、あれ?おかしいな?5巻はセシリーの水着姿って話じゃ?(´;ω;`)ブワッ
というわけで、あとがきにある希望衣装は水着で。アニメ化するんだから、きっちり見せるモノ見せないと!!(えー
今回は全体のストーリーで言うところのいわゆる「幕間」にあたる。
短編4つで構成された第13話が、各々のキャラの日常風景を描きつつ、それぞれの大事なものを描いているのが特徴。
これは幕間として、非常に秀逸な見せ方だと感じた。
特に、個々人が抱えている問題を、日常で描いた所が実にいい。
本編を描いている最中に入れてしまうと、大事の前の小事のように、本来ならば大切な部分がかすんでしまうからだ。
それが、きちんと丁寧に描かれている点が高評価。
そして本作の最後で、セシリーの一族が担う役割へとその個々人の問題が集約されていくので、この見せ方もうまい。
幕間として、お手本のような一冊だった。次回も期待!水着にも期待!!
ああ、そういえば折り込みチラシのコミックアライブの項目で、山田孝太郎先生の名前が山田「考」太郎と誤記してるね。
同じ字を持つ人間として、よく間違えられる字ではあるんだけど、本人にしてみれば残念だったりがっかりだったりするよね・・・。