プリンセスラバー! 第12話「プリンセスラバー!」

終わり方としては王道的ながらよくまとまっていて、いい感じの終わり方。
結局、ハルトマンの悪としての動機が弱かったのと、ハルトマンの下っ端たちがなんだかんだでハルトマンへの忠誠はなく、やむなく従ってるだけという構図になったので、
悪役としてのハルトマンの小物っぷりが目立ってしまったというのが後半の難点のような気がする。
聖華の教えである「高貴になるほど義務が増す」という「ノーブレス・オブリージュ」と一般人の哲平がセレブの中で奮闘する様を描いた前半が、あまりにも神がかっていたというのはあるけれども。
ハルトマンの更生した姿が、最初に登場したときのハルトマンの姿だったとかいう流れだったなら、
ハルトマンとは別にもう一人、貧しさを動機とする別の悪役がいたら、後半の狙いが明確になって、見やすかったのかなと思う。
物語中の役割を一人二役こなしてしまったのが、後半のすっきりしなさと見た。