イヴの時間 第1-6話「AKIKO SAMMY KOJI&RINA NAMELESS CHIE&SHIMEI MASAKI」
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例としては、ちょびッツのような世界なんだが、アンドロイドと人間が親しげにしていると、社会から制裁的な反応をされてしまう世界観。
世界設定の情報が多くないので、なぜアンドロイドを毛嫌いしているにも関わらず、ここまで社会生活にアンドロイドが入り込んでいるのかといった疑問が残った。
オートメーション化された野菜は食べるのに、アンドロイドが育てた野菜を食べたら社会から批判される社会。
そんな社会なら、そもそもなんでアンドロイドに野菜を育てさせたん?というのを毎回感じながら見ていた次第。
が、世界観は飽くまで設定に過ぎないので、その上でどのような物語を描くのかという点に注目。
アンドロイドあるいは人間の一人に焦点を当て、一つずつその心のわだかまりを解いていくという展開。
全6話で、6つの物語が描かれ、それぞれのキャラの抱えるわだかまりは解かれたのだが、
そんな彼らの生きる世界が、さらに強行的なアンドロイド廃絶の流れに傾きつつある中、物語は終了する。
ゆえに、キャラの心を描いた物語としては完成しているのだが、世界観が放置されたまま作品が終了してしまっているので、モヤモヤ感は残る。
主人公曰く、この世界でさらなる展開を主人公は体験したというので、また別の形で世に出てくることを期待しよう。