兜町コンフィデンシャル 高橋篤史 東洋経済新報社

兜町コンフィデンシャル―株式市場の裏側で何が起きているのか

兜町コンフィデンシャル―株式市場の裏側で何が起きているのか

戦後日本の株式市場における仕手筋の暗躍を描いた一冊。「狼と香辛料」の支倉凍砂がオススメしていた一冊でもある。
ただ、淡々とした文体を延々と書き連ねられているので、株式の裏側というドラマをどれだけ興味深く読めるかが、読破可能かの分水嶺だと思われる。
自分の場合は半分までは1カ月くらい費やして読んでいたのだが、最後はあまりにもかったるくなって一気に読み飛ばす形で読むことになった。
日本の株式の正攻法などを学ぶ本ではないので、経済分野のドキュメント風ミステリーが読みたい人向け。