涼宮ハルヒの消失

涼宮ハルヒの消失 限定版 [Blu-ray]

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涼宮ハルヒの消失 通常版 [Blu-ray]

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涼宮ハルヒの消失 限定版 [DVD]

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涼宮ハルヒの消失 通常版 [DVD]

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物語のクライマックスに、ビーフリード点滴静注用1000mLが登場して噴いた。
採用率の高い500mLならばともかく、採用施設が限られる1000mLタイプで来るあたりはさすが京都アニメーションとか思った。
スポンサーになったとかいう話は聞かないので、取材元の甲南病院が採用していた輸液のデザインを参考にそのまま描いたといったあたりだろうか。
物語の尺が2時間40分以上あるにも関わらず、それを長いと感じさせないつくり。
半分にあたる1時間20分で、一人孤立するキョンと消失世界のハルヒが、ジョン・スミスを手掛かりとして接点を得る前半のクライマックスのつくりといい、要所に盛り上がりが存在する。
BGMもまた要所で盛り上げに一役買っているが、おそらく有名クラシックであろう曲(よく耳にするが名称を知らない)が、消失世界とマッチングしている。
そして原作を読んだときも気になっていたが、厳密には世界改変を食い止める部分の決着は保留にされたままにされていたのだった。
原作やアニメ版でも前後の内容から何が起きたか、これから何が起こるであろうかは想像がつくのだが、このあたりは「驚愕」で決着をつけるのだろうか?
やるとしても短編集でさらっと、といった感じか。
消失世界の長門有希はいかにも恋する女子高生という感じで実にいい。
キョンには選択権があったわけだが、元の世界のハルヒと消失世界の長門有希の二択は確かに難題であろう。