シュヴァルツェスマーケン 第2巻 無垢なる願いの果てに 原作:吉宗綱紀(アージュ) 文:内田弘樹 イラスト:CARNELIAN ファミ通文庫

西ドイツから東ドイツへと亡命し、第666戦術機中隊に所属することとなったカティア・ヴァルトハイム。
カティアは、西ドイツからやってきたスパイではないかとの疑惑をもたれ、国家保安省から執拗に狙われる。
カティアの亡命の真の目的を知ってしまったテオドール・エーベルバッハは、国家保安省に捕縛された過去がよぎり戦慄する。
テオドールの諦めたような生き方に反発するカティアだが、二人のすれ違いが二人を最悪の事態へとたたき落とすこととなる。
BETAとの地上戦で自身の甘さを思い知ったカティア。
一方、隊長アイリスディーナ・ベルンハルトの過去の真実を知ったことで、カティアを救いたいという心の奥底に残された灯火を取り戻したテオドール。
絶望的な戦場で、再会したカティアとテオドールの運命とは。