シュヴァルツェスマーケン 第4巻 許されざる契りのために 原作:吉宗綱紀(アージュ) 文:内田弘樹 イラスト:CARNELIAN ファミ通文庫

国連軍、米軍、NATO軍、ワルシャワ条約機構軍からなる四軍合同のBETA漸減を目的とした「海王星」作戦において光線級吶喊を成功させ、全軍の危機を救った第666戦術機中隊。
彼らは東西冷戦構造の枠を越えて、本作戦における英雄として注目を集める。
東ドイツ本国では、反体制派の検挙・粛清が進行していたが、この功績によって第666戦術機中隊を早々に取りつぶすことはできないことになった。
しかし、政治的な劣勢は否めず、今後の対応を含めて政治将校であるグレーテル・イェッケルン中尉は首都ベルリンへと向かう。
本作のクライマックスにおいて、二つの意味で大きな衝撃を受ける。
思わず、「内田ァァァァ!」と言いたくなるほどいいところで終わってしまう。
フランス、西ドイツ陥落までのあと2年、一体どんなドラマが待ち受けているのか・・・。