ラブライブ! 第13話「μ'sミュージックスタート!」

穂乃果の退部により、実質的な活動がなくなってしまったμ'sは活動停止となってしまう。
穂乃果に続いて、一人、また一人とμ'sから離れていく中、部長の矢澤にこは、アイドル活動を続ける意思のあるメンバーとともにアイドル活動を続ける。
音ノ木坂学院を廃校の危機から救ったことで、目的を見失った穂乃果だったが、友人たちとのやりとりを経て、自分の原点たる「歌を歌いたい」という願望にたどりつく。
その気持ちを素直に海未に伝えると、海未は改めて穂乃果の願い、ワガママに引っ張ってほしいと告げる。ことりも、それを待っているはずだと。
ことりの旅立ちを寸前で引きとめた穂乃果は、μ'sすべてのメンバーを再び集め、初めてのライブを行った講堂で、最高のライブを遂げるのであった。
放映当初の2Dと3Dの頻繁な切り替えによる違和感は、放映回数をこなすとともに薄れていった。
メンバーが増えたことによって、2D⇒3Dあるいは3D⇒2Dに切り替える際も、同一のキャラをかぶせないことでその違和感を軽減できたのではないかと思う。
ただ単に、自分自身が見慣れたという可能性も捨てきれないが、そこにこだわらずに見られるようになったという点では、十二分に課題を克服していったのではないかと思う。
なにより、サンライズ作品として、アニメ作品として王道な構成になっており、女の子ががんばる熱血スポ根的な作品として、安定感をもって視聴することができた作品だった。
そして、ある意味、万人にとってのうれしい誤算だと思うのだが、ここまで一気にファン層が広がるとは思っていなかったのだが、それだけの広範囲に受け入れられるだけの素地をもっていた作品だったことを証明したように思う。
であればこそ、この熱気が冷めないうちの2期であったり、あるいはOVAであったり、劇場版等の新展開のサプライズは早々に欲しいと願うところである。