蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 第1話「航路を持つ者」

「蒼き鋼」こと伊号401艦長を務める千早群像は、霧の潜水艦である伊号401のメンタルモデルであるイオナの力を得て以来、
霧と戦うために人類の枠を飛び出したことで、霧の艦隊からも人類からも狙われる存在となる。
謎多き霧の艦隊に一矢報いるべく対霧兵器である「振動魚雷」の試作に成功した日本であったが、ギリギリまで低下した日本の国力では兵器として量産することはできない。
この秘密兵器のサンプルを米国に輸送するために、力を貸してほしいと日本政府の上陰次官補の依頼を受けた千早群像たち。
だが、彼らの針路には、霧の重巡洋艦であるタカオが待ち受けているのであった。
カニックに関しての3D表現は、最早非の打ちどころがない。
一方、キャラクターの3D表現については、人によっては気になる人もいるのではないかと感じられる。
ラブライブ!」も部分的には3Dを使用していたが、すべてが3Dというわけではなかったため、最終的には見慣れたというのがしっくりくる。
個人的には、キャラクターの3D表現の違和感もそのうち慣れて違和感がなくなるものと考えている。
それに対して、キャラクター(イオナ)の性格などは微妙に原作とは変えてきているので、そのあたりが気になるという人には致命的なのかもしれないとも同時に感じた。
それが気になる場合は、アニメと原作は別物の表現として考えて視聴するのが良いと思われる。
私にとって、本作の評価が決定的となるのはおそらく4話であり、それが原作の中でとてつもない盛り上がりを見せてくれた横須賀での攻防戦が描かれるからである。
これを、原作通りとは言わないにしろ、原作で感じたような熱い感動をぜひ見せてほしいと思う。