ワルキューレロマンツェ 第12話「夏の終わりに」

ノエル・マーレス・アスコット、スィーリア・クマーニ・エイントリーの準決勝は、観客が固唾を飲んで見守る大激戦となる。
ノエルも持てる限りの力を出し切り、二連覇中のスフィーリアに挑むも、あと一歩届かずに敗退。
しかし、姉の激戦を見守っていたミレイユが、ジョストでの負傷以来車椅子の生活を続けていたミレイユが、姉を思う気持ちが勝って立ち上がるという奇跡を生み出した。
ついに決勝戦が執り行われる。
2年連続で騎士としてもペグライターとしても参加していない水野貴弘は、このままではウィンフォード学園を退学となってしまう。
それを避けるためにも、水野は決勝戦のペグライターを引き受けるべきだと諭される。
貴弘が選んだ選択肢とは、希咲美桜のペグライターとなり、最強の騎士であるスフィーリアに挑むことであった。
そして同時に、貴弘はこれまで決断から逃げていた「騎士への復帰」も決意する。
少女たちが繰り広げた熱いジョストの数々は、貴弘の心にもくすぶっていた火を燃え上がらせたのだった。