機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) episode7 「虹の彼方に」

小説版第10巻の内容をベースとした、本作品の完結となるエピソード。
インダストリアル7に存在するラプラスの箱を巡って攻防を繰り広げるネェル・アーガマと袖付き。
そして、ラプラスの箱をインダストリアル7ごとコロニー・レーザーで焼失させようと目論むマーサ・ビスト・カーバイン。
サイアム・ビストからラプラスの箱を託されたバナージ・リンクスミネバ・ラオ・ザビは、どのような結果になろうともヒトの可能性を信じる決断を下す。
すべての武装を使い果たし、最後は肉弾戦を演じた「逆襲のシャア」のオマージュと理解しつつも、ユニコーンガンダムネオ・ジオングとの攻防は、まるでGガンダムを称えるかのようにも映る。
また、サイアムがバナージやミネバに箱を託したのと同じように、野望潰えて失脚を免れなくなったマーサが、何も告げはしなかったけれども、黙って見つめることで、アルベルトに対して諸事を託すという意味合いだったのではないかと見えた。
いわば、バナージとミネバが表側を託されたとすれば、アルベルトは裏側を託されたのではなかろうか。