シュヴァルツェスマーケン 第7巻 克肖導く熾天の大地へ 原作:吉宗綱紀(アージュ) 文:内田弘樹 イラスト:CARNELIAN ファミ通文庫

ウルスラ・シュトラハヴィッツの名のもとに、反乱軍の旗印として起ったカティア・ヴァルトハイム。
決起部隊となった西方総軍は、国家保安省の勢力を排除しつつ、カティアの言葉をいかにしてドイツ、そして世界へ届けるかが勝負を決める。
一方で、ベルリンの目前までBETAが迫る。
第666戦術機中隊の面々は、決起部隊の中核として、そして精神的な支柱として、それぞれの立場で奮戦する。
ついに最終巻となった本作。最後ということもあって、すべてに決着がつく見所の目白押しで、350ページ超を一気に読んでしまった。
マブラヴ作品の中でも、きわめて凄惨な状況を描いた本シリーズであったが、最後は一気に風が駆け抜けたかのような爽やかさを感じさせる。