スピリットサークル 第4巻 水上悟志 少年画報社

桶屋風太は新たな「過去生」を見るが、それは桶屋風太にとっての時間軸からすれば「未来」の「過去生」、ラファルの記憶であった。
人類の歴史は34世紀を迎えるも、その中で緩やかな滅びの時を迎えようとしていた。
人類の科学技術が発達した結果、事故などで身体を損傷した人間は脳さえ無事であれば、脳のみを生存させることさえも可能となった。
ラファルは「亜生者」と呼ばれる脳を管理する職員の一人となるが、そこでこのシステムが抱える人類の根本的な問題に気付いてしまう。