艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! 第4巻 築地俊彦 イラスト:NOCO ファミ通文庫

陽炎型駆逐艦、その1番艦の陽炎が主人公の本作。
陽炎が陽炎として艦娘になり、呉鎮守府に着任して間もなくの頃のお話。
第十八駆逐隊に所属する陽炎は、朝潮型の司令駆逐艦の霞、霰、同型姉妹艦の不知火とともに、川内型軽巡洋艦・神通の錬成によって鍛えられる日々を送っていた。
そんなある日、深海棲艦と戦う時代の世情から、近年は中止されていた鎮守府祭が執り行われることが決定する。
各艦種から代表者を募り、準備が進められるのが通例であるが、今回の駆逐艦代表として陽炎が選出されることとなり、持ち前の明るさとがんばりで鎮守府祭を成功させるべく奮闘する。
本文中、伊勢が敵潜水艦を砲撃するシーンがあるが、これはゲーム中の「浦風砲」実装時に敵潜水艦を砲撃するバグをオマージュしたのかと思いきや、
史実の「北号作戦」における日向が突然浮上した米軍潜水艦を砲撃によって撃退したことに由来するものと推測される。