不幸論

不幸論 中島義道 PHP新書

読み終えると同時に、声をあげて笑ってしまった。 その笑いとは、決して愉快だからとか、失笑したとか、苦笑したからではない。 なんだ、言葉こそ違うけれど、結局は似たような考え方の人なんだと思ってしまったからである。 氏は「不幸」という言葉を使って…