U.C.0079年11月28日

EFN、地球連邦ニュースの時間です。
当番組の取材によりますと、地球連邦軍は前々から噂のあったMSの開発に成功したとの話が関係者よりありました。
連邦軍は開戦以来、ジオン公国軍に苦戦を強いられていましたが、
その元凶がMSと呼ばれる新たな兵器の登場だと兼ねてより軍事関係者によって指摘されていました。
今回取材に応じたゴップ提督は
「我々は従来の戦力を回復させるだけでも充分にジオンを降伏させることができた。
わざわざ彼らの「お人形遊び」に付き合ったのは、我々にも彼らと同等以上の技術があると彼らの目にわかる形で証明しただけのことなのだ。
今回開発に成功したRGM-79 ジムは生産性に優れ、既に生産ラインもフル稼働している。
恐らく、近いうちにジオン公国は我々に対して和平交渉を求めてくるであろう。」
と自信ありげに答えました。
これに対し、ジオン公国の関係者は中立のサイド6を通し、
連邦軍がMSを開発したとの情報はこちらも掴んでいるが、確認できない。
連邦軍によるプロパガンダの可能性も否定はできない。
恐らく、追い詰められた彼らにできる苦肉の策だったのではないか?
また、仮にMSの開発に成功していたとしても、彼らのMSが我々のMS-06を上回っていることなど考えられない。
戦場のエースパイロットたちの戦績スコアに貢献することになるだろう。」
とこちらも強気のコメントを発表しています。
また、東南アジア方面や欧州方面の住民の話によると連邦軍が大規模なMSを使用した組織的行動を起こしたとの情報もあり、
今月上旬に行われた「オデッサ作戦」にMSが投入されたのではないかとの見方が強まっています。
現在、連邦軍本部への確認を行っております。
詳しい情報が入り次第、追って情報をお伝えしたいと思います。
EFN、地球連邦ニュースをお送りしました。