まぶらほ〜にんげんの巻〜 築地俊彦 富士見ファンタジア文庫

現在のアニメの大元となっている短編集第1巻。長編第1巻と合わせればまぶらほ第2巻。
まぶらほの世界観では、人間は一生涯に使用できる魔法の回数が決まっていて、それが0になると塵となって死んでしまうらしい。
主人公、式森和樹は生涯にたった8回しか使えず、しかも人のいい彼は事あるごとに人助けのために魔法を使ってしまう。
残り3回となったときに第1巻の長編が挿入されるのだが、この巻ではその後の話も描かれている。
いよいよあと2回と迫った残り回数に慌てた和樹を始めとした3人のおにゃのこたちは、なんとかして残り回数を増やす方法を探そうと躍起になる。
ところが、その最中に夕菜が不治の病とされる奇病に冒されてしまう。
治療方法はただ一つ。強大な魔力をもってその病を打ち消すことだけ。
ただし、その治療のために魔力を放出したものは全ての魔力を使い果たし死にいたるという。
和樹は自らに残る全ての魔力を、夕菜を救うために使おうとするが・・・。
ヤヴァイ、ヤヴァイ!まぶらほヤヴァイ!超ヤヴァイ!(以下、超ヤヴァイくらいに略)
アニメを見てたら原作もコメディだと思ってたけどめっちゃシリアス!
アニメではしょうもないことに散々魔法を消費していたけれど、原作ではその1回1回に非常に重い意味がある。
そしていよいよ最後の魔法を使いきってしまった和樹は・・・ってそんなオチかよ!Σ(゜ロ゜)