マリア様がみてる ロサ・カニーナ 今野緒雪 コバルト文庫

マリア様がみてる 4 ロサ・カニーナ (コバルト文庫)

マリア様がみてる 4 ロサ・カニーナ (コバルト文庫)

内容
 年が改まり、新三薔薇さまこと来年度の生徒会役員を決める選挙が行われることになる。
 例年ならばそれぞれの薔薇さまの妹であった薔薇のつぼみが信任を受ける形で行われるが、
 今回はロサ・カニーナと称される人物が出馬し、揺れ動くことに。
 小笠原祥子支倉令、そしてロサ・カニーナこと蟹名静の三名が立候補を届け出たにも関わらず、
 白薔薇さまのつぼみである藤堂志摩子は依然として立候補を届け出ていなかった。
 果たして、志摩子は出馬をしないまま山百合会を去ってしまうのだろうか。
感想
 血・・・血が足らねぇっす。(鼻を詰め物で押さえながら)
 例えるならば、「南国少年パプワくん」に登場したブラコンお兄ちゃんシンタローが
 溺愛する弟、コタローを前にして鼻血が止まらず・・・といった心境でしょうか。
 泣きすがる志摩子さんを優しく抱きとめる白薔薇さま蝶サイコー!!(*´Д`)
 なんというか、白薔薇ファミリーは見ていてかっこいいですな。
 ロサ・カニーナの登場にてギスギスした荒れ模様になるのかと思いきや、綺麗に締められていたのも良かった。
 あぁ、それから忘れてはいけない。
 紅薔薇ファミリーの絆というか、紅薔薇さまから祐巳へ姉妹の存在意義を諭す一連のシーンは激しく萌え転がりました。
 いや、あれはもう転がるしかないだろう!(*´Д`)
 もういてもたってもいられなくなって、バシバシバシバシ机叩いて喜んじゃったよ。
 番外編は弟君と優のコンビ蝶サイコー!!(*´Д`)
 自分が弟君の立場だったら自害するほどごめん被りたいが、端から見ている分にはおもしろくていいですな。