機動戦士ガンダム公式設定集アナハイム・ジャーナル U.C.0083-0099 エンターブレイン

機動戦士ガンダム公式設定集 アナハイム・ジャーナル U.C.0083-0099

機動戦士ガンダム公式設定集 アナハイム・ジャーナル U.C.0083-0099

読了とは言っても、あまりにも文量が多いので斜め読み。パッと見た感じ、どうやらU.C.0090年代から100年代のビジネスマンが読む雑誌をイメージして作ったものらしい。カイ・シデンメラニー・ヒュー・カーバインの対談や、1年戦争時代に製造メーカーとして尽力したメーカーの下へ技術協力のために押収したギラ・ドーガを丸々送りつけて恩返しするエピソードなど、ガノタにとっても見ごたえのある作りとなっている。
ガノタならば一度は手にしてみたいシリーズ」と呼ぶには発行されて間もなく、恐らく入手しようと思えば誰でも入手できる一品ではあるが、資料としてそれなりに高い価値はある。以前も記述したように、これそのものに価値があるということではなく、これを元にした新たなネタ作りがしやすい、というところに一定の価値を見い出した次第である。とは言え、文章に「フルメタル・パニック!」の賀東招二が関わっていたり、イラストに関しては藤岡建機、木下ともたけ、こつえーこと駒都えーじ中村カンコといった有名(ガノタ)絵師が参加しているのだから、この資料そのものに価値を見い出したくなるのも道理というものであろう。(駒都えーじアナハイムギャルズまで例の萌え萌えな絵柄で描いているあたり、本人もしくは編集サイドが狙ったとしか思えない。)