結界師 第1巻 田辺イエロウ 小学館

結界師 (1) (少年サンデーコミックス)

結界師 (1) (少年サンデーコミックス)

結!滅!(挨拶)
 本作は本来ならば燃えマンガとして評価すべきなんだろうけれども、
 どういうわけか私の中では萌えマンガとして評価されています。
 しかも、ヒロイン時音たん萌えではなくて(や、かーいいことはかーいいんだけど)、
 むしろ主人公が、年上で自分よりも腕前が上のヒロインを守ろうとするシチュエーションに萌え。
 そもそも主人公、良守がなぜ執拗に時音を守ろうとするかといえば、
 幼い頃の自分のミスで、時音に大怪我を負わせてしまったからなのである。
 彼女の左腕に残された痛々しい傷を目にするたびに、彼は彼女を守らなければと固く言い聞かせるのである。
 良守と時音の年の差が2つで、良守の祖父と時音の祖母も年の差が2つ。
 そして両家は後継者問題によっていがみ合っている家系であり、仲が悪い。
 唯一の例外が良守と時音であって、彼らがいがみ合いを乗り越えた愛に芽生える日が来るのか、
 ということに注目しながら読むと、これまた萌えなのだ。なのだ、なのなのだ!
 個人的にお勧めとして一押ししたい作品です。