ガンダム・オペレーション ア・バオア・クー Vol.6 セイカトイブック事業部

ア・バオア・クー攻防戦に焦点をあてた本シリーズもとうとう完結。
 ルザル艦隊旗艦のルザルをサラミス級としていたり、若干異論を差し挟みたい記述も散見できたが、全体を通して丁寧なつくりだったと思う。
 戦略戦術大図鑑やガンダムオフィシャルズが入手できない、という方でア・バオア・クー攻防戦の資料が欲しい方は買いか。
 が、全部で6冊揃えるにも1,200円×6冊=7,200円なので、ガンダムオフィシャルズの約半額。
 こんなことを言っては、本作の存在意義そのものを奪いかねないのだが、ぶっちゃけおもちゃのオマケがいらない。
 資料としてはそれなりの良さを発揮しているのに、オマケがあるせいで値段の高騰、保管スペースの増大を招いている。
 つまり、資料としては二流、あるいは三流ということになってしまう。
 その点が実にもったいない。保管スペースの確保困難という理由で、次回のジャブロー編は見送るやもしれぬ。
 あるいは、資料部分のみを剥ぎ取って保管し、オマケは譲渡するなりの措置を講じるかすることになろう。
本資料の35ページにエゥーゴの略称についての記述があるが、こちらもA.E.U.G=Anti Earth United Governmentとしている。
 昨今はこの形で統一するように、各出版社が倣っている節が強い。