まぶらほ 〜ふっかつの巻・なんせい〜 築地俊彦 富士見ファンタジア文庫

まぶらほ短編集第8弾。特別編、長編を合わせると第11弾。
どーでもいいことだけど、「ふっかつの巻」は「ひがし」から始まって「とうなん」、「みなみ」、「なんせい」と来たわけだが、
このままグルッと一周して「ほくとう」まで続くんだろうか?
本書の見所として、凜たんと夕菜、玖里子の和樹を巡る熱いバトルはいつものことなのだが、今回はあとがきがいつもとちょっと違う。
というのもアニメ化が決まったときも、自らの作品を黙して語らなかった築地氏が、
アニメ版、原作版における山瀬千早の違いを通して、ついにその沈黙を破ったのである。
アニメ版の千早がかなりストーリー部分に食い込み、厚遇されていたことは視聴していたファンならばご存知の通り。
(当ダイアリーの上記アニメ版まぶらほ感想からもわかっていただけることと思う)
これに対して原作版の千早は、ずるずると悲劇のヒロインをまっしぐらである。
次巻において、何らかの決着がつけられるそうであるが、果たしてどうなることやら。
個人的には不死鳥のごとく復活する千早を見てみたいものであるのだが・・・。
最後に、今回は凜たんの萌えシーンが少なくてしょんぼり。(´・ω・`)
冒頭の駒都えーじ氏による挿絵は相変わらずえろえろでした。(*´Д`)