OB会 -一人のガンダムファンとしてできること-

大学時代に在籍していたガンダム研究会のOB会。社会人となった先輩に、博士課程を目指す先輩。そして先輩と同様に大学を卒業し、学生ではなくなり、社会人の道を歩み始めた自分。決して、ガンダムを忘れたわけではないけれど、かといって学生のときほどの余裕があるわけでもなく、徐々にガンダムから遠ざかっているようなイメージを先輩から感じる。それが、寂しいながらもどうにもできない。対して、宇宙世紀コズミック・イラに対しての社会学を論じようとする自分。それも、思うように時間が取れずにままならないまま進んでしまうような恐れも。ただ一つ思うのは、これまで限りなく広げ続けた宇宙世紀も良いが、広がり始めたコズミック・イラを、ただ否定するだけに終わるのはいかがなものかと思う自分がいる。自分が第二の「ミノフスキー粒子」考案者になりたいわけではない。だが、ただ否定するだけの非生産的な行為に帰結するよりは、否定から始まる検証、考察、提案へと発展できないかと一人頭を抱え悩むのである。