虹色の魔女 「マリア様もしらない オープン・ユア・クローゼット(後編)」 辻川なぎさ 絵:鈴木美蘭

マリア様がみてる」同人文庫シリーズ第3作。
小笠原祥子福沢祐巳と一線を越えたことをカミングアウトすべく、山百合会の面々を薔薇の館に集める。
祐巳から既に伝え聞いた島津由乃は、祐巳に「決して流されたのではなく、姉に迫られたからではなく、自分の意思でそうしたのだと、支倉令に伝えて欲しい」と懇願する。
令はスールにおいて姉は妹を保護すべきものと考えており、祥子も祐巳を当然そう見ているものと解釈しているはずだ、とショックを受ける。
対して、藤堂志摩子は二人のありのままをそのまま受け止める。