機動戦士ガンダムSEED DESTINY オフィシャルファイル メカ01&キャラ01 講談社
機動戦士ガンダム SEED DESTINY OFFICIAL FILE メカ 01 (オフィシャルファイルマガジン)
- 作者: GUNDAM OFFICIALS研究室
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/16
- メディア: ムック
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機動戦士ガンダム SEED DESTINY OFFICIAL FILE キャラ 01 (オフィシャルファイルマガジン)
- 作者: GUNDAM OFFICIALS研究室
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/16
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興味深いのは、「ガンダムオフィシャルズ研究室」内においても「ザフト」という呼称と「ザフト軍(ZAFT軍)」という呼称が混在している点。この呼称問題はそのうち改めて取り上げたいのだが、先に私見を述べておくと「ザフト軍」という呼称は、「機動戦士ガンダムSEED」「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の設定を踏まえた上で察するに、日本語としておかしいと考えている。このオフィシャルファイルで「ザフト軍」とされた箇所はキャラ編のマルチPHASEガイドのただ一箇所のみ。それ以外の設定では各所に「ザフト・ジュール隊」、「ザフト・セカンドステージMS」、「ザフト・ニューミレニアムシリーズMS」、「ザフト主力MS」などのように随所に「ザフト」という呼称への配慮がうかがえる。「ザフト軍」という呼称は「地球連合軍」との対比を行う場合に語感が良い上、「ザフト○○隊」や「ザフト○○基地」と書くとどうにも見ための問題から「ザフト軍○○隊」、「ザフト軍○○基地」のように「軍」という一文字を使ってワンクッションを置きたくなる。(カタカナが連続して見づらいという問題が発生するため。)しかし、繰り返すようだがこれは設定を考慮に入れた上で、日本語としておかしくなるのである。
この表記上の問題は本書のように「・(中黒)」を挟むことで私自身も対応していたが、さすがは「ガンダムオフィシャルズ研究室」、きちんとした配慮がなされている。ただ、分が悪いことに「ザフト軍」という呼称は本編でのテロップにも使用されている。映像が公式設定という前提はあるが、カガリ・ユラ・アスハの手紙の「世界安全保証条約機構」の間違いの前例もある。(日本語として正しくは「世界安全保障条約機構」とするべきだと考えられる。)この間違いを修正するのか、それとも強引に公式設定として押し通すのかでこの呼称問題の対応も変わるのだが、残念ながらこの「世界安全保証条約機構」の設定が公開になるのは2ヶ月後の次回の資料の発行を待たなければならない。あるいは、今月発売予定の角川書店からの設定資料にて一足先に公開されるかもしれないが、こればかりは蓋を開けてみるまでわからない。